3月駅チカ終了のお礼プラス・・・

お知らせ


3月7日(土)・8日(日)開催

コロナ騒動で大変な中をご来場くださいました皆様、本当にどうも有難うございました。出店作家のみなさま、いつもとは異質の緊張感の中お疲れ様でした。
出店を見送らざるをえなかった作家の皆様、同じようにお疲れ様でした。

どの番組で見たかも忘れましたが、あるコメンテーターが「このウィルスは人と人を引き離すウィルスなのか」ということを仰っていました。極度なウィルス感染恐怖だけでなく、マスク不足や店頭での限られた種類の日用品不足をめぐる騒動も、人への疑念が刺激されてしまったいびつな姿だと思います。
なんて・・・私は専門家でもコメンテーターでもないので世情についての雑感はやめます。

こんな異常な中、出店作家もお客様もすべて半分の規模での実施となった関内駅チカアート市でしたが、いつもと変わらない姿がありました。
「消毒液足りないんでしょう」と自分のストックを寄付してくれた多くの方々、「ここはいつ来てもアットホームで楽しい」と毎月来て下さるお客様、こんなときだからこそ来ました!と出店しないのに遊びに来てくれたジュエリー作家さん、出店作家全員分のお菓子を用意して配っていたアクセサリー作家さん他いろいろ・・・
結果、駅チカ名物ともいえる作家さんたちのモグモグタイムもいつも通り(いつも以上?)、午後のまったりタイム(突如お客様が誰もいなくなる時間帯)もいつも通り、いやこちらは確実にいつも以上だな・・・ と、神経がとがった状態で運営にはいった私の方が、徐々に駅チカに集まる人によってほぐしてもらいました。ストリートピアノも、日曜は弾く方も少なかったですが、やっぱり素敵な試みなんだとしみじみ思うシーンが随所に。

順番待ちをしていた小中学生くらいの女の子たちとピアノ激ウマおじさんのコラボがうまれて横浜市歌を歌ってくれて、聞いていた人たちみんなが「そうだ頑張ろう~」という気になったのではないでしょうか?
「SHARE THE SOUND OF MUSIC」BMIストリートピアノの理念は、いつのまにか市民の手によってしっかりと根付いているのですね。

関内に地下街なんてあるの?といまだに聞かれることのあるレトロなマリナード地下街、1日最大で作家30組というミニマムなハンドメイドマーケット、地下街とはいってもイセザキモール入口直下の吹き抜け通路という、通常ならばデメリットといえる数々特徴が実施を後押ししてくれました。
4月こそ、この土着型の関内駅チカアート市を普通の状態で開催したい。今日(3/9)から一定期間停止となってしまったストリートピアノ(公式ツイッター)とともに、はやく元の状態でにぎわいを楽しめるよう、切に切に祈っています。

ああ、確定申告がせまってる。
コロナの力で期限延長してくんないかな?

2020年3月9日

工房暖簾Gallery 榊 剛史