2020
05.14

withコロナゆるゆる回復

お知らせ


withコロナの視点から駅チカアート市再考 まとめ

コロナ禍によってはいりこんできた今までとは異なる価値観、
それは人を集めないこと、人と接触しないことを良しとする価値観です。
「今だけのことだから我慢しましょう」ということは分かります。ただ、これが3か月、半年、一年、一年半と断続的につきつけられたらどうなるでしょうか?
人はそういうものという価値観が多数派となるかもしれません。
オンライン化できるものはオンライン化していけば良い!
テレワーク、オンライン授業、オンライン飲み会、オンラインイベント、オンライン帰省・・・・なんでもできる。
人同士が直接の接触を避け、安全を確保できるうえにオンラインで事足り時間も費用も無駄が減る。

確かにそうでしょう。
でも、それって目と耳からはいる情報に限られてしまいませんか?
人には鼻や口もあり手足もあるのに・・・ もったいなくないですか?
そもそも人なんて濃厚接触の賜物で、寄り集まって話して、ときにはごちゃごちゃ揉めて、無駄もいっぱいつくってしまう。
それでもより良くしていこうと健気に考えて行動することが人というものの価値のような気がします。

ちょっと話がそれましたが、私が思う「人」とはそんなものであって、「コロナ禍によって植えつけられつつある新たな価値観」はウィルス感染拡大を一時的にしのぐ単なるテクニック。
だから、これからの駅チカアート市をどう考えるかというのは、やはり人を集めて楽しんでもらうということに最大の価値を置きます
ただ、目指す姿は「コロナ収束後のV字回復」ではありません。withコロナゆるゆる回復です。

本当は、2020年は少しでも集客力を上げ、効率的に運営することを考え6月からミニブースを導入し、これまでより会場を「密」にしていくことを考えていました。 いま受けてしまっている出店のお申込みは原則として維持しますが、今後ミニブースについては白紙に戻します。
また、コロナウィルスの状況によって、パートタイム制での開催やワークショップ中止など、当然痛みはともないますが、臨機応変で開催していくようにいたします。
換気用に扇風機設置・マスク着用・消毒液設置・お互いが心配じゃない距離感の意識付け・手洗い徹底。
いままでのびのびやってきたことを思えば「手かせ・足かせ」をされた状態にはなりますが、そうであっても駅チカは楽しい場所にできると信じています。

なぜならば駅チカのパワーの源は人だからです。
前回あえて間にはさみこんだ「サードプレイス」8か条、私が何をいった訳でもないのに体現してくれていた作家さんたちがいます。
ときには、仲良くなりすぎて話し込んでしまう姿も見かけますが、それを「ちょっとちょっと、お客様がいらしてるよ!」とたしなめてくれる人もいます。
境界がなく、小さなお子さんから高齢の方まで誰でも近寄れる、素敵なピアノがはじまると路上生活者も一緒に演奏を聴いている。
特定の層だけのものでなく、大して集客がないのに楽し気で活気がある。
この雰囲気を作り出しているのは間違いなくここに集まる作家のみなさまです。

幸い、マリナード地下街は、ここ自体が目的地とはいえない吹き抜けの地下通路でいわば“ちょっと寄り道”というところ。
駅チカアート市は、その広い通路の一角にこじんまりと開くマーケット。間仕切りもないので人が多いかどうかは遠目からも一目瞭然。
入場料もありませんし、人が増えてきたなと思えばその場を離れてまたもどってくればよいだけのことです。

広い通路の一角が駅チカアート市エリア(下はその拡大図)
基本配置・・・「矢印」が作家がはいる位置と向きです。

集客と商売至上主義で動くことが当たり前なのに、「マリナード広場では来街者の方々に”サードプレイス”としての場になれば良いかなと言う思いで、駅チカアート市さんやストリートピアノを展開しています」と、私たちのこのゆるい活動に価値を見出してくれたマリナード地下街
しばらくは行きつ戻りつしながらの“ゆるゆる回復”路線をたどることになるでしょうが、駅チカ1000人の旗はおろしません。
2022年までに・・・と「のんびりかまえていた」のは、今にして思えば丁度よいところでした。

関内駅チカアート市主催:工房暖簾Gallery 榊 剛史

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